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”集客”を目的とした戦略的なホームページを作るということにおいて、最も大切でコアに考えなければいけない大本は、”マーケティング戦略”にあると考えられます。もちろん、この”マーケティング戦略”自体も大きな目的で考えれば下位の工程に過ぎません。それは、企業活動においての”戦略”の位置づけは上位から、”企業理念”、”ビジョンの確立”、”経営戦略”から成るからです。”マーケティング戦略”自体は、その”経営戦略”の一つ(その他は、財務戦略、人事戦略等)です。 しかし、ここでは、これから有効的にホームページを活用しようと考えている方への参考理論として、”マーケティング戦略”の一部をご紹介します。もちろん、これらは理論であって、地域特性、業種特性等、様々な要因で異なるケースがあり、全てに適合するわけではありません。あくまでも、原則的な理論としてご理解頂ければと思います。
5つの項目を中心として分析(5C分析)することにより、市場の選定、ポジショニングの方向性を決めます。”協力者”は、販売代理店等の他社、”背景”は、政治的な情勢(特別減税や義務的な政策等)を指します。また、一般的に、これら2つの要素を除いて、3C分析(市場・自社・競合)とも呼ばれていますが、グローバル企業を除いては、これで十分ではないかと思われます。 ・顧客/市場のニーズ(Customer needs) ・自社のスキル(Company Skills) ・競争度合い(Competition) ・協力者(Collaborators) ・背景(Context)
ターゲットとする市場が決定した後、セグメント要素を交え、分析します。簡単にいうと、一つの商品(市場)において、どの客層を獲得すべきか、ということを決定するために、想定される軸をセグメントとして設定する必要があるのです。現代の多様化したニーズにおいては非常に重要になるかと考えられます。基準は自由で様々ですが、具体的例として、次のようなものを想定して下さい。 ・低価格 or 高価格? ・和風デザイン or 洋風デザイン? ・若い人 or 年配の方? ・男性 or 女性? 等
決定した”戦略”に基づき、具体的な”戦術”を立てます。そのためには、マーケティングミックスを行います。4つのPの要素とは次のものです。 ・製品(Product & service) ・流通(Place/Channels) ・価格(Pricing) ・販促(Promotion) |